有機農業の地域づくりを促進~有機米100%学校給食を目指す

藤沢市の学校給食は、化学調味料や添加物を使わず、素材本来のおいしさを大事にした、全国有数の質の良さです。さらに、有機米100%を目指したいと考えています。藤沢市には有機農業者の担い手を育成する生産者がおり、市民団体による予算要望など、近隣市に勝る資源がすでにあります。

千葉県いすみ市では、有機農業者ゼロからスタートし、4年で産地を形成し、有機米100%の給食になりました。学校給食で有機米を消費することで、有機農業者は売れ残りの心配がなく安心して生産でき、「子どもたちのために」と生産意欲が向上し進展しました。また、学校給食の需要を通じて産地形成もできると、地域循環として経済効果もあります。

有機農業は、ようやく日本でも2022年に国の交付金事業ができ、全国的に注目されています。生物の多様性・土壌の生物活性など、農業生態系の健全性を促進・強化する全体的な生産管理システムです。環境負荷を軽減することで豊かな地球環境を維持し、持続可能な生産活動が可能になります。国は、カーボンニュートラルに向けて2022年5月に「みどりの食料戦略システム」を策定し、2050年に有機農業の作付け面積を25%にする目標を掲げました。それを受けて藤沢市も取り組んでいるところで、その後押しをしていきたいと考えています。(2022年12月議会/一般質問より)

 

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