議員研修会に参加しました
藤沢市議会で議員研修が開催されました。
『地方自治のガバナンスと議会の役割~新しい自治の構想~』
行政学の専門家である横浜国立大学名誉教授の小池治氏からの講義でした。海外の地方自治にも詳しく、日本は世界比較すると約20年遅れています。
人口減少と気候危機は、まったなしの問題ですが、思考の転換ができずに、効果的な対策がうてずにいます
いまは、新しい地方自治制度のラストチャンスかもしれないとの言葉が印象的でした。
苦しいときこそ新しい発想が生まれやすいときです。
議会がしっかり民主主義を機能する新しいしくみ、例えば議員のクォーター制、議員3期生、市長選挙なし、市民参加など、民主的なやり方は世界を見ても数多くあります。
お任せ政治にならないしくみをもって、地方自治のあり方を目指していかなければ、持続可能な地域にはなりません。
OECD諸国で、公務員の人口対する割合が最も低い日本です。財政を理由に、直営ではなく民間に業務を委託することが多くなりました。良い面もありますが、リスクとして、議会が踏み込むとができなくなり、管理統制の目が行き届かなくなりがちです。
危機の時代こそ『創造的破壊』が必要です。新しい構想をもって議会改革、政策提案機能をつくり、市民参加の促進、議会の精度を上げていかなければ、民主的な社会になりません。それとも、お上の言うことだけを信じるお任せ政治で、管理された自由のない社会を望んでいるのでしょうか。私は誰もが自由で一人一人が尊重される社会がいいと考えています。
未来を生きる子どもたちのために、ふんばりどころです。小さな意見がなかったことになるだけでなく、森友問題のように大きな事件もなかったことにする危機的な日本の状況だから、私はいま議員の役割として、ここにいるのだと改めて思いました。
未来の天気予報なるか⁉️