4/1より9価HPVワクチンも 定期接種の対象に

厚生労働省は2023年4月から、 9価HPVワクチン (商品名:シルガード9) を新たに定期接種の対象にすることを決めました。しかし、HPVワクチンの副反応被害は解決しておらず、現在130名の被害者(接種当時、小中学生だった若い女性たち)が、国と製薬会社を相手に裁判中であることを忘れてはなりません。

2月の藤沢市予算委員会において、9価ワクチンの組成表や製薬会社副反応報告について質問したところ、以下のような回答を得ました。

組成表(◆副反応頻度が高いのは、成分の量が原因の一つです)

有効成分 添加剤(アルミニウムヒドロキシホスフェイト硫酸塩)
2価 2種類 500マイクログラム
4価 4種類 225マイクログラム
9価 9種類 500マイクログラム

副反応報告(2021年2月発売開始〜2022年9月)

副反応36件 / 接種回数延べ118,635回

4価ワクチンと比べてみると・・・

100万回接種あたりの副反応件数
4価 164件
9価 271件(※4価ワクチンの1.65倍)

ここに示された製薬企業からの副反応疑い報告はすべて重篤 (入院相当以上の治療が必要) なものばかりです。これでは9 価ワクチンが定期接種化にふさわしい、高い安全性と有効性を備えていない、と言わざるを得ません。有効性ばかり謳うのではなくリスクもきちんと伝えてこそ適切な情報提供なのではないでしょうか。

なお、藤沢市では20代の子宮頸がん検診を推進しています。(※20代偶数年齢および70歳以上の方は無料)

 

〜読みくらべてみましょう〜

厚労省の9価ワクチンリ―フレット

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001073356.pdf

HPVワクチン東京訴訟支援ネットワークのリーフレット

https://drive.google.com/file/d/14rW61GLrseS1wOJABVQKb0VfJvFdC78w/view