2022年12月一般質問~ジェンダー平等から考える女性支援新法~

2022年12月一般質問

ジェンダー平等について~困難な問題を抱える女性への支援に関する法律(女性支援新法)について

コロナ禍により深刻化するDV問題や自死の増加などが顕在化しました。

66年間もの間、売春防止法による婦人保護事業で対応しており、補導更生させる視点から、人権意識はなく、個人の責任として扱われ、社会問題化されてきませんでした。

2022年の5月に議員立法により困難な問題を抱える女性への支援に関する法律ができました。

目的は、福祉の増進を図るため、困難な問題を抱える女性への支援のための施策を促進し、もって人権が尊重され女性が安心し、及び自立して暮らせる社会を実現です。

売春防止法の差別的な理念を抜本的にかえることができたという意義はあります。複雑化する女性の困難を踏まえて、女性の意思の尊重をしながら、福祉増進、発見、相談、心身の回復のための援助、自立して生活するための援助等多様な支援を包括的に提供する体制整備や関係機関及び民間団体との協働がかかげられました。さらに、人権の擁護と男女平等の実現に資するとの理念が示されていることも大きな意義があります。ジェンダー平等は、女性だけでなく誰もが生きやすくなる支え合える社会に近づけます。複合的な課題にも対応できるようなワンストップ相談支援、女性センターなどの充実を求めていきます。