6月定例議会報告~建設経済委員会

今年度はじめての建設経済常任委員会があり、委員として初参加しました。目に見える案件で楽しいと言われる建設経済です。
私以外は、見事に男性委員しかおらず、職員も女性がかろうじて総務関係で一人。技術職員も多いですから、仕方ないことだと思います。
委員会付託の議案6件、報告2件でした。
報告は、『ふじさわ下水道ビジョン』最終案報告、それに伴う下水道事業における中期経営計画の状況について中間報告でした。
要するに、審査をつくしできた最終版ができて、これから実行計画である中期経営計画に入りますよと大まかな流れの頭だし報告です。具体的なことは、審議会を通しこれからです。
今後9月に中期計画(案)の報告、12月に最終報告の予定です。
ふじさわ下水道ビジョンは、図解もありとても分かりやすく、これからの20年間の指針となります。さらに、具体的な事業計画と収支計を10年中期経営計画、5年ごとの短期経営計画を策定し、実効性を高めて着実に目標達成を目指します。
藤沢市の下水道は、東京オリンピックもあり先進的にすすめてきました。現在、南部地域に多くみられる合流下水道を改善していて、令和5年に完成予定です。下水管の老朽化、耐震化、人口減少による収支バランスと課題は山積みの状況です。
コスト、効果、リスクのバランスが重要です。使用料はもちろんですが、環境に負荷をかけない、安全性とともに長く使い続けられる必要があります。なかなか目に見えず意識しずらい下水道ですが、縁の下の力もちとして、特別会計で独立採算制で行っています。
技術の進歩により事業の効率化がどれほど有効なのか、官民連携が強まる実施計画に変わるため情報共有やチェック機能、積算などのあり方も危惧されます。
行政は、職員ができることとして健全経営に注力すると言っていました。支出を下げる努力ばかりでは競争原理に陥り、限界があると考えます。行政として難しい時代に入ります。市民としてもできることはあるはずです。現在、生活排水の質が問われています。『生活排水は明日の飲み水』と意識を変えて、洗う前にお皿の汚れを拭き取る、マイクロカプセルによるプラスチック排水を抑えるなど使用方法を考えていきたいです。