藤沢市の除草剤対応について(9月一般質問から)
9月定例会、一般質問を行いました。
件名は緑地の整備について、要旨は殺虫と除草について。
殺虫については、ネオニコチノイド系の毒性の認識をきき、使用しないよう要望しました。前向きな回答もありましたが、国が認めている以上、市内全体に統一した方針はもてないようです。
グリホサート成分除草剤は、今、国際的に規制強化がすすみ、訴訟問題にまでなっています。日本では規制緩和していますが、新聞などでも取り上げられ話題になりつつあります。今年7月小樽の保護者により2万2千筆が集まり要望を提出、ダイソーは在庫がなくなり次第、販売禁止する方向になりました。
そのような社会情勢の中、市民より、藤沢市内公共施設でグリホサート除草剤を使っているか知りたいとの声がありました。
そして、藤沢市が所有する大庭台墓園で、数年前より猫がガンで亡くなるケースが相継いでいるとの相談を受け、早速、公園課で調べてみると、グリホサート成分除草剤が、墓園の一部の場所で、年2回使用されていたことがわかりました。
質問では、市内公共施設でグリホサート成分除草剤を使わない統一方針をもってもらいたいと要望しました。
大庭台墓園では、グリホサート成分除草剤は使用しないよう検討するとの前向きな回答でしたが、その他公共施設では、国が認めているため保管や使用量を守り、販売されていることもあり、使用禁止にはできないとのことでした。
グリホサートは、2015年WHOで、A2の発ガン性が認められています。最も弱い胎児や子どもへの脳神経への影響がでていることは、125か国から成る国際産婦人科連合で勧告されていて、使うこと自体が問題です。予防原則に基づいて公共施設から、市民の健康を守ってほしいですが、国の原則に基づくようです。
毒性があることは認めているので、安全性が確認されるまでは規制をしてほしかったですが、藤沢市が率先して市民の安全を守っていく姿勢をみられないことが、大変残念でした。
香害でもそうでしたが、話が出たあとに、被害の声をきくことがよくあります。
たとえば、元気な犬が、散歩から帰ると、急に嘔吐に苦しみ一週間生死をさまよったこと(獣医から除草剤の疑い)や、化学物質過敏症の子どもは、学校にいますとの数々の声。
今、私たちは、有害化学物質から避けることはできない生活環境にいます。グリホサート成分除草剤を使えば、土自体の力をも奪い、長い間残留します。知って選んで、子どもたちに少しでも負の遺産を残さないよう生活したいものです。、子どもたちをはじめ、ペットが安心して暮らせるよう、引き続き調査をしていきます。