2020年度市政運営に向けて
2020年2月16日に藤沢市市長選挙が行われ、鈴木恒夫氏の3期目続行が決まりました。
2月26日から3月25日までの定例会は、各常任委員会に加えて、予算特別委員会があり大きなボリュームを持つ審議となりました。また、年度末の藤沢市市議会においては、通常の定例会にある一般質問はなく、各会派の代表質問と代表者討論がありました。新型コロナウイルス感染予防のために市民の傍聴ができないことは残念でした。
本会議で、鈴木市長は市政運営の方針について説明しました。
多様な主体とのマルチパートナーシップのもとに「みんなが、大好きだと思える藤沢」を創造する考えを示しました。4年間の市政運営の共通テーマとして、サスティナブル藤沢、スマート藤沢、インクルーシブ藤沢を掲げました。少子高齢化社会がすすむなか人口構造が変化していきます。団塊ジュニア世代が高齢者となる20年後の2040年以降の時代を見据え、長期的な課題への対応をすすめる決意を表しました。
最先端テクノロジーを活用した安全安心でくらしやすいまちは、人の暮らしをよくするためにつながります。しかし、高度経済成長期ではない今、利益優先の生産性と効率性だけでは人や環境への負荷が大きく、持続しづらい時代にきているように感じます。机上の空論にならない有効性のある行動を望みます。
議会での女性はマイノリティーです。議員数はもちろんですが、市職員トップである各部署の理事者も新年度において、二人減りました。藤沢市職員の課長クラス以上管理職における割合は、近隣市と比べて低いです。違って当たり前の意見を認め尊重し合うことで新しい価値観が生み出されていくことでしょう。市制施行80周年を迎える今年度、誰も取り残さない社会へ向けて、私たち生活者の声を届けていけるよう行動していきます。