気候変動とプラスチック問題

プロダイバー、環境活動家である武本匡弘氏の講座『海から見る地球~気候変動と海洋プラスチック問題』開催しました。
沖縄本島では92%のサンゴが白化し、伊豆には熱帯魚が見られ、北海道では昆布が磯やけで中身のないウニが沢山いる状態です。太平洋の真ん中では、5月でも海水温が30度を下回ることがなく、日本での巨大台風を生み出す原因の一つになるようです。

気候変動は、温室効果ガスの排出の影響もあり複合的要因がありますが、プラスチックを別物と考えるべきではありません。

マイクロプラスチックは、毒性のある可塑剤を吸着する性質があり、様々な環境ホルモンを含んでいて大変危険です。昨年、鎌倉でくじらの赤ちゃんが打ち上げられ、お腹からマイクロプラスチックがでてきたことは記憶に新しい出来事です。フリースの繊維やプラスチックスポンジからもマイクロプラスチックは流れ出しています。

こんなにもプラスチックで溢れているから、減らしても気休めだと言われることもよくあります。確かに目に見えて結果がすぐにでないのが環境です。
でも一日一日の生活を大事にするように、積み重ねていく意義はあると思います。使い捨て便利ばかりの弊害が襲いかかってきていると感じませんか?できることをしていく正しい姿勢は、これからの子どもたちにも悪い影響には決してなりません。

知ることが希望です。ノンプラスチック生活の意味を考え行動する。3Rの一番根幹である排出量を減らし(リデュース)ていく必要があります。