子ども文教委員会の視察
10/23~25子ども文教委員会で初めての視察に行ってきました。
一日目は栃木県日光市に、『日光市児童虐待マニュアル(関係機関用)』を独自にもつ市としてお話を伺いました。
要保護児童対策地域協議会があり、早期発見と適切な保護を図る目的として、実務者月一回、代表者は年一回、個別ケース検討会議と三層構造になり、情報交換や適切な保護を協議しています。マニュアルは関係機関が使いやすいようにわかりやすく整理されていました。
二日目は、福島県会津若松市に、市立の歴史資料センター『まなべこ』に行きました。鶴が城と県立博物館に隣接する恵まれた場所にあります。お城、県立博物館、市のまはべこは、それぞれに特徴をもち、大変興味深いです。
市としてできる文化施設の参考になりました。
三日目は、宮城県石巻市に学校防災について学ぶために行きました。
児童74人教職員10人が犠牲になった大川小学校は、石巻駅から車で北上川沿いに30分ほどでした。建物は震災当時のまま残されていて、水の威力の凄まじさに圧倒されました。そして、逃げようと向かっていた川沿いの小高い丘の途中で、ひとのみにされたそうです。反対側にある裏山に逃げていればと考えますが、土砂崩れの可能性もあり選択の難しさを感じました。川も山も思った以上に近くて、大人なら走れば何とかなりそうな距離感に思えましたが、震災当時は民家も立ち並び何もない今とは全く違う光景なので何とも言えません。
いまだに行方不明の方がいるため、ご遺族のことを考えると捜索を打ち切るわけにはいきません。我が子が見つかってほしいと願う気持ちを考えると、胸が締め付けられ思いでした。海から4キロ以上離れていても、防波堤が決壊し想定外のことが起こりうる。
海が近くにある藤沢市でも、今一度検討する学校があると感じました。