川崎子ども夢パークに行ってきました

各地域の神奈川ネットワーク運動の仲間と共に『川崎子ども夢パーク』に行ってきました。全国に先駆けて施行された川崎市子どもの権利に関する条例を体現している場所です。子どもたちが作った看板を見ると、子どもの権利に対する重要性がよくわかります。施設内にあるNPO法人たまりば代表の西野氏から子どもたちの現状や社会課題についてお話を伺いました。
今、日本は、DVや低年齢化しているいじめ、不登校やひきこもり、そして自死を選ぶ子ども、その多さは世界的にみて類をみないです。
夢パークでは、大人から見たら危なく、してほしくないことが自主的に自由に行うことができます。例えば火起こしやノコギリ、金づち、遊具の作成、泥んこ遊びまでできます。子ども自身がやりたいことをやるので、ケガをしても、施設や人のせいにすることは今までになかったそうです。
与えられる勉強の知識と生涯教育という考える力が生きていく上で必要です。人間力を得るためには、子どもにとって、遊びはおやつではなく主食でなければいけなく、遊びに手間を惜しむことは絶対にしてはいけないことです。しかし、私たち大人が、都合良く便利で扱いやすいような生活を優先する結果、子どもたちに閉塞感を生んでいる一因であるように感じます。自由に想像力を生む余裕のある時間が必要です。

核家族化、共働きがすすむ中では、子どもたちがありのままでいられる環境はとても大切です。神奈川ネットでは、子どもの権利と居場所プロジェクトとして、地域の仲間と一緒に調査研究し、子どもがありのままでいられる安心できる居場所づくりをすすめていきます。