令和7年度予算討論
議場での予算討論は、会派全員8人分を制限時間内で行います。よって、短くした原稿に変更されます。
ここでは、私が予算委員会で審議した結果、必要であると思った事業について、当初の長い文面のままの文章です。
【総務費】
○航空機騒音対策推進事業費
厚木基地に米軍の外来機や、新たな運用方法による基地機能強化が進められています。
今後におきましても、市民の安全な暮らしのために、防衛省への要請活動とともに、市民に向けて、適切な情報提供を続けていただくようお願いします。
○選挙費
選挙へ行きたくても行けない市民の声があります。これまでの有権者の移動支援におきましては、利用者が増える取組みに至らず試行が停止しています。さらに、自宅での郵便投票は国の要件が厳しい状況です。しかし、日常の生活の延長に選挙があり、投票は選挙権を持つ「市民の権利の行使」であります。高齢化が進む社会を踏まえて、今後も国へ郵便投票の要件緩和の要請を続けるとともに、移動支援における他市の事例や他の部局と連携しながら、さらなる検討を進めるようお願いします。
○デジタル推進費
デジタル市役所を目指しているうえで、市民へのデジタル推進の意図は理解できます。
一方で、市民が取り残されては、本市の方針と相反します。市民自身が選ぶ権利があることを大切にしてほしいと思います。例えば、「市民の家」のデジタル予約化により、利用対象者のニーズとして最も高いとされる高齢者からは、使いづらくなり、サークル活動を辞めるきっかけとなったとの声を聞いています。同様に、マイナ保険証の取組みから廃業を早めるケースが散見されます。拙速なデジタル推進は、市民に寄り添う姿勢を失いがちです。市民にとってデジタルの恩恵を実感できるような取組をお願いします。
【民生費】
○地域こどもの家事業費
「地域こどもの家」は老朽化しており、ボランティア運営委員からは。要望を出してもなかなか修繕をしてもらえず、使えない遊具があると聞いております。小規模な修繕を支える管理運営費を充足するとともに、大型の修繕費の整備費に関しましては、令和5年6年には予算計上がありましたが、令和7年度はありません。子どもの遊ぶ場所が減っている中、常設型の貴重な遊び場として捉えて早急な整備計画を要望します。
【衛生費】○乳幼児健診事業費
新しい事業である仮称5歳児支援事業に関しまして、本来の目的は、早期に特性を見つけ、合理的配慮へつなげることだと思います。インクルーシブな環境づくりを可能にする取組として活用するようお願いします。
【商工費】○農林水産業費
2050年までに有機農業の作付面積が、拡大目標である25%につながる取り組みを続けるようお願いします。
【教育費】○中学校給食
運営については、給食センターであっても質の確保ができるよう、これまで通りの実績ある藤沢らしい中学校給食のしくみを要望します。